不動産のパンフレットに限らず、
基本的にはA4サイズとB4サイズが一般的です。
パンフレットを構成する材料である、写真やパース(完成予想図)などの
材料によって異なりますが、基本的にはA4のタテ綴じが多いと思われます。
理由は様々ありますが、まず制作効率が良いことが挙げられます。
A4の2ページ、見開きA3がレイアウトするのには非常に効率的で
画面での確認も出力しての確認も容易です。
また、印刷効率もA4中綴じのタテが印刷費も相対的に安くなります。
例えば、横長のパノラマ的な写真や広域の空撮などを効果的見せたい場合など、
素材の特長によっては、
敢えてヨコ綴じを採用することで左右を大きく見見せることも効果的です。
ヨコ綴じの場合、紙面左から右へ展開すことから、
読み手へのストーリー展開も効果的に狙う事が出来ます。
ただ、モニター上の確認はタテ綴じにくらべると少し難しくなりますし、
印刷効率も紙の取り都合や紙の目などの観点から高くなりますので、
素材の特長や物件自体のコンセプトから判断することが必要です。
B4サイズのパンフレットは、
以前は投資物件や大型物件などで多く採用されることがありましたが
最近は少なくなってきているようです。
もちろん開いた時の素材のダイナミックさや高級感はあります。
しかし、仕上りサイズがA4に比べ大きいので
エンドユーザーが取扱いずらいことが挙げられます。
やはり、A4サイズでコストパフォーマンスを上げて、
より読み手に効果的に訴求することことは最優先のチョイスだと言えます。