販促ツール代表選手「パンフレット」のまとめ方とは

あらゆる分野のあらゆる企業に共通する、必要な販促ツールと言ったら、「パンフレット」です。
パンフレットは、いわば「会社の顔」です。

制作側としては、なるべく多くの情報を盛り込みたい、というのが人情だと思います。しかし、受け手はそれをどう思うでしょうか?
契約書など、お客様にとっても、細部まで根気よく読み込む必要がある文書と違って、「パンフレット」は、軽く読める作り方が求められます。
ある程度の情報量を確保しつつ、読む行為にストレスを感じさせないためには、どうすればいいでしょうか。

知っていますか?「5W1H」の法則

 

パンフレット情報のまとめ方として、「5W1Hが提唱されています。

これをマスターすることは、パンフレット制作だけでなく、効率の良い文章の書き方の体得につながります。
ぜひ、ご参考になさってください。

「WHEN、WHO、WHAT、WHERE、WHY、HOW
つまり、「いつ」「だれが」「なにを」「どこで」「なぜ」「どのように」の6つです。

これが、パンフレット情報の、まとめ方の大原則となります。

5W1Hの具体的な例では、小学生向けの授業案として提示された文章があります。

「2350年,火星で,冨田元久が,かっこいいので,チョコレートを,火星人にもらった。

小学生向けの授業案として提示されたものですが、実際にキャッチコピーなどにも応用が出来る要素が含まれています。

それは、「ミスマッチ」です。荒唐無稽とも思える情報のミスマッチは、十分に注意を引く要素になるのです。
現実に紹介したい情報の矛盾は歓迎できませんが、「正しい情報」による意外性のあるミスマッチは、「考える楽しさ」を生むのです。

「5W1H」の手順とは

 
パンフレットに盛り込まなければならない情報があふれている場合は、まずは情報の分類から
着手しましょう。

5つのW、1つのHに従って、パンフレットに必要な情報を分けます。

すると、それぞれの項目の中から、どうしても削る事の出来ない情報が浮かび上がって来るのです。これが、情報の精査です。
情報を精査することで、パンフレットで最も打ち出すべきパーツが出来上がります。
不必要な部分を削り、情報量をスリム化することで、文面のスマートな演出が可能になります。
文面のスマートな演出が最も必要になるのは、表紙です。

表紙で注意を引くことが出来なければ、内容は読んでもらえません。
表紙の構成の際には、本文の選定の際に行った「5W1H」の精査をさらに研ぎ澄ませて、ひと目で主張と魅力を伝える必要があります。
この手順に慣れてくると、やがては応用も出来るようになりますので、ぜひ取り組んでみて下さい。