最初の見開き


 
 

読者がパンフレットを開いた時の最初の見開きは
そのマンション(物件)のイメージを表わしますので非常に重要です。

物件全体のコンセプトや世界観を表わしたり、
強力なメリットを押し出したりとさまざまです.

なにしろ、この「最初の見開き」が物件パンフレットのデザインが
良し悪しを決めると言っても過言ではありません。

読者もこの「最初の見開き」をさっと眺めることで
物件のイメージがインプットされるのです。

物件パンフレットは通常、
「建物全体の特徴」
「専有部の特徴」
「周辺環境」
「セキュリティ」
「設備や管理」
「プラン」
「デベロッパーの特徴」
などで構成されます。

その中で一番読者(見込み客)に伝えたいことを、
簡潔に伝えるところがこの「最初の見開き」という事になります。

建物自体が個性的であれば外観パースを絡めて
スケールやフォルムの良さなどデザイン性を打ち出したり、

「住宅は環境を買え」とも言われますので
周辺環境・生活利便性・最寄駅からの距離などの
広域・狭域の環境を取り上げるのは分譲マンションにとっては重要です。

都心のマンションであれば、エントランスやエントランスアプローチなどの
素材感・デザインなどを押し出して、
入居した際の都心の喧騒からプライベート空間へ感覚を表現するのもよいでしょう。

まずは確固とした物件コンセプトがあれば、まずそれを打ち出します。

もしなかなか見つからない場合は、

物件の特徴をいろいろな角度からピックアップして
見込み客であるターゲットを大胆に絞り込んでみるのも一つの方法です。

不動産パンフレットのデザインの
正解はひとつではありません。

表紙デザインと同じようにいくつかの案を作成して
より確実に読み手に刺さるデザインを検討してみることが重要です。